オトギリソウ

オトギリソウはハーブの世界では有名な薬草で、
セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)といって
基本的なハーブのテキストには必ず登場する植物で、
軽度のウツやイライラ、更年期障害、PMSなどの症状に適する、
との説明されていることが多い植物です。

ただ、西洋薬との相互作用があり、特に血液凝固剤阻止剤、
いわゆる血液をサラサラにする薬については必ず注意書きがあります。
ワーファリンなど高血圧の人が良く服用しているものなので、特記されてるのかもしれません。

さらに免疫抑制剤やピルなどを服用している場合も避けるべきハーブでもあります。

といった感じで、よい作用もあるけれど禁忌も多い。
だからなのか、花言葉は「秘密」「敵意」などなどです。

心を明るくする事から「サンシャインサプリメント」とも呼ばれているので
この花言葉には少し違和感があるんですが。

また、花や葉をこすると赤い汁が出るので、キリスト教の世界では、
ヨハネが 斬首された時に流れ出た血の象徴 といわれています。
ヨハネ の誕生日とされている聖ヨハネの日(6月24日)に収穫されたものが
最も治癒力が強いといわれているんですが、ヨハネの斬首と聞くと、
ちょっとためらってしまう部分もありますよね。

オトギリソウは漢字で書くと「弟切草」
ヨハネの斬首時の流血と同じように、弟を切った際に流れた血から
この名前がつけられたのかもしれないけれど、
ちょっと怖い命名ではあります。
西洋でも、東洋(日本)でも、赤い液体は、血液を連想してしまうもの
なのかもしれません。

そう考えるとやはり「秘密」「敵意」の花言葉が馴染む植物なのかも、、、

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